
印鑑の用途と、それに対応したはんこの書体は、実は密接な関係がある。
では、印鑑の種類の中で最もポピュラーなものである「実印」に適した書体とは、いったいどのようなものであろうか。
代表的なものとしては、印相体、篆書体、がある。
まず、印相体について。
この書体は、財産の取引などに使用されるため、偽造されるようなことがあってはいけない実印の印鑑形態の性質上、非常に優れた書体と言えるだろう。
その由来は、この書体で文字を書くと非常に読みづらい、ということにある。
実物を見ると、印鑑の円の中いっぱいに字が書かれていて、何が書かれているのか全く読み取れない。
これでは、とても偽装する気にはなれない。
逆に、読みづらいために認印や銀行印として使うのには幾分不適格であるかもしれない。
こうした点からも、印相体は実印のためにある書体、といっても過言ではない。
次に、篆書体。 これは、先ほど述べた印相体の元になっている中国由来の書体であるが、印相体に比べて非常に読みやすくなっている点で大きく異なる。
実は、紙幣に印刷されているはんこの文字も、この篆書体で書かれている。
はんこは、その使用目的に応じて数種類の形態があり、また、それに応じてそれぞれ適した書体、というものがある。
はんこを作る際、書体を自分で決める機会もあるであろうが、そういうときに困らないよう、一社会人としてはんこと書体の関係は熟知しておきたいものである。
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